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ネットワーク接続がすぐ切れる。僕はこうしてスイッチングハブの故障をつきとめた

ネットワーク接続がすぐ途切れてしまうわが家の無線LANの不具合については、こちらの記事

2階3階建て木造住宅の無線LANルーター親機子機は「垂直配置」で間違いなし!

で、すでに解決済のはずでしたが、またもや不具合が発生し振り出しに戻ってしまいました。それが新たな原因によるものなのか、もともと隠れていた問題だったのか、判別が難しいところですが、加えての対処法としてご報告します。

わが家では通常は1階を仕事部屋にしているのですが、ある年から暖房費の節約のため冬から春の間は上階へと仕事場を移しています。今年は先にそらよりが1階に戻り、連れ合いは6月19日日曜日に戻ってきました。

じつは先に戻ったすぐその場で昨年までの不調を解消すべく、前述の記事の通り、対策を実行したわけでありまして、以降ネットワークの接続は快調そのものでした。

不具合が発生したのは、部屋の半分を木造の壁で仕切った1階の仕事部屋に連れ合いがiMacとともに引っ越してきておよそ1週間後のことでした。

 

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無線LAN環境の確認

本題に入る前に、わが家の無線LAN環境をご説明しておきます。

まず2階に無線LANルーター親機を設置してあります。光ケーブルはここにつながり、ルーターから有線LANでテレビへと接続されています。1階と3階にそれぞれ無線LANルーター子機を設置し、それぞれのフロアの端末には無線、または有線LANで接続しています。

1階の仕事部屋にはパソコンが4台あり、日常的にそらよりのWindowsマシン1台と連れ合いのiMacが有線LANでネットワークに接続されます。iMacは無線接続が可能ですが、設定が面倒だったので有線にしてあります。無線LANルーター子機はスイッチングハブを介して各パソコンにつながれています。

 

 

不具合の切り分け

ではどのように不具合を切り分け、原因がスイッチングハブにあることを突き止めたのか、そのプロセスをご説明します。

症状の整理

ネットワーク接続が切れると、その都度無線LANルーター子機を10秒以上のインターバルを設けてリセットしました。一時的に改善するのですが、また翌日あるいは数時間後には同じ不具合が発生します。こうしたことを繰り返すこと数日、トラブルの間隔は徐々に短くなり、いよいよ10数分もすると途切れるようになってしまいました。

電波はしっかり届いている

スマホで無線LANの電波状況をチェックするとフルの状態で電波が届いています。

LANケーブルは断線していない

次にLANケーブルがなんらかの衝撃によって断線していないか、使えているものと交換しチェックしてみました。状況は改善しません。

近隣との電波の干渉か

前日まで何ともなかったので、可能性は低かったのですが、突然隣家のお坊ちゃまの部屋に無線LANが設置されたということもあるかもしれません。念のため、無線LAN親機のチャンネルを変更してみましたが、状況は改善しません。

iMacから有害な電波が?

偶然ですが、連れ合いがiMacを消すとネットワーク接続が復帰し、不具合がパタリと止むことに気付きました。ここで俄然、モニター一体型のiMacによる電波干渉が疑われました。そこでまずiMacと無線LANルーター子機のそれぞれの位置をずらし、互いの距離を変えてみました。不具合は改善されません。

別のWindowsマシンでも同じことが

ここであることに気付きます。iMacがスイッチオフの状態でも、3台目のパソコンであるWindowsマシンを立ち上げたタイミングで同様の不具合が発生していました。それまでは人が移動することで何らかの電波の反射具合が変化し、接続が途切れるのだろうと思っていたのですが、どうやらLANケーブルを通る電気信号(電圧?)の変化によって不具合が起きていると仮定できそうです。

無線LANルーター子機と直接つないでみる

パソコンからLANケーブルを介しネットワークに接続している機器は無線LANルーター子機とスイッチングハブです。これまで無線LANルーター子機ばかりを疑ってきましたが、スイッチングハブも疑ってみる必要があることにようやく気付いたのです。

そこで無線LANルーター子機とパソコンをLANケーブルで直接つないでみました。すると見事に不具合が解消されました。

この段階ではまだ電気信号(電圧?)の変化が原因であること、無線LANルーター子機とスイッチングハブのどちらが影響を受けているかは、いずれも不明です。しかし少なくとも、それら以外の原因で無線LANルーター子機が故障しているわけではないことは明らかなようです。iMacがつながれていない状況なら無線LANルーター子機はしっかり働いている。

原因は三つに絞られました。

1)電気信号(電圧?)の変化は関係なくスイッチングハブが壊れている

2)スイッチングハブが電気信号(電圧?)の変化の影響を受けている

3)無線LANルーター子機が電気信号(電圧?)の変化の影響を受けている

スイッチングハブを交換してみれば、原因を絞り込み、解決策が導きだせそうです。

スイッチングハブを替えてみる

あとでネットで調べてわかったのですが、どうやらスイッチングハブの寿命はそんなに長くないらしい。1年で壊れたと言う人、3年と言う人、4~5年と言う人、いろいろいらっしゃいます。でもそらよりがこれまで使ってきたスイッチングハブはどうやら10年以上前の製品らしいです。

BUFFALO LSW-TX-5EP

Amazonでの発売開始は2003年7月となっていました。古すぎて、いつどこで購入したのか自分でも忘れるくらいのベテランです。本当にお世話になりました。

というわけで、もうそろそろ壊れてもおかしくない“お年頃”。手持ちの余っていたハブと交換してみたら、なんと不具合が解消。iMacとの同時接続でもネットワークの接続が途切れることはありません。

これで確定です。原因は古くなったスイッチングハブでした。

そらよりはかつてルーターにばかり目が行き、買い替えや設置場所の変更、電波干渉の改善などに終始していました。単純構造のスイッチングハブに寿命があるなんて思いもしませんでした。工業製品なので寿命がないと思うこと自体無茶な話なんですが、正直、気付けませんでした。

 

新品を導入する

じつは交換した手持ちのハブも相当の年季物で、2009年に購入したものでした。しっかり働いていますが、念のため新品を購入してまいりました。

ELECOM EHC-G05PA-W-K

家電量販店のスタッフの方に聞くと「寿命は使用状況によってまちまち。1日の使用時間、接続台数、排熱環境などによって大きく左右される」そうです。

ちなみに無線LANルーター子機が古いタイプなので100ベースで構わないとも思いましたが、将来買い替えることを考え、最終的にギガビットタイプを選びました。無線LANルーター親機が11ac対応なので、現状はもったいないと言えばもったいない。

価格.comの最安値より200円ほど高い値段ですが、全額ポイントで購入しました。

 

もしあなたのご自宅のネットワーク環境に不具合があったら、ルーターはもちろんスイッチングハブの老朽化も原因の一つとしてぜひ検討してみてください。案外、そこに気付かず堂々巡りをしていることがあるかもしれませんよ。

 

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