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WindowsのHDDのパーティションを変更しCドライブの容量を増やす方法

この記事は約6分で読めます。

こちらの記事は内容が古く現状にそぐわない場合があります。ご留意ください。

5年前にHDD500GBのデスクトップマシンを購入しました。Cドライブが100GBもあって、これは安心と思っていたのですが、月日は流れ、状況が一変。ここ数ヵ月は空き容量の工面に神経をすりへらす毎日でした。うかうかしているとCドライブの残量が数ギガバイトまで減り、レッド表示に。あわててディスククリーンアップをかけるのですが、せいぜい戻せるのは3GB程度まで。まったくのいたちごっこだったのです。

そこでこのたび買い替えを決意。HDD1TBのデスクトップマシンを購入し、これでもう大丈夫とCドライブを確認したら、なんとなんと、相変わらず100GBしかないじゃないですか。これでは早晩また地獄を見ることになります。さて、どうするか。根本からの対策が必要です。そこでいままでちょっと恐くてためらっていた「パーティションの切り直し」についに挑むことにしました。

 

cdrive_partition

 

昔はちょっととっつきにくいイメージがあった「パーティションの切り直し」。いまはとってもかんたんにできるようになっているんです。Cドライブの容量不足でパソコンの買い替えを余儀なくされた方は、アプリやドキュメントを入れる前に、実施しておくとよいかもしれません。

ただし万が一に備えUSBメモリーによる回復ドライブの作成と外部ドライブへのデータのバックアップは必ず実施しておいてくださいね(*1)。この際Dドライブのデータのバックアップもお忘れなく。くれぐれも自己責任でお願いします。

 

Cドライブを増やす方法とはかんたんに説明すれば、

Dドライブを二つにわけ
一つをCドライブと結合することです。

cdrive_partition11

ただしそれには手順(*2)があります。ここではつぎのステップで解説していきます。

 

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  1. Dドライブを分割し「未割り当て」領域をつくる
    1. 01:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択
    2. 02: 「ディスクの管理」画面で「ボリューム(D:)」が「Windows(C:)」と隣り合っていることを確認
    3. 03:「ボリューム(D:)」を右クリックし「ボリュームの縮小」を選択
    4. 04:「D:の縮小」画面で①「縮小する領域のサイズ」を指定
    5. 05:「未割り当て」領域に新しいボリューム名をつける
  2. 「未割り当て」領域の名称を変更する
    1. 06:「未割り当て」領域を右クリックし「新しいシンプルボリューム」を選択
    2. 07:「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」画面で「次へ」をクリック
    3. 08:「ボリュームサイズの指定」画面で「次へ」をクリック
    4. 09:「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面でドライブ文字を割り当てる
    5. 10:「パーティションのフォーマット」画面で「次へ」をクリック
    6. 11:「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」画面で「完了」をクリック
  3. FドライブにDドライブの内容をコピーする
  4. DドライブをGドライブに名称変更する
    1. 12:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択
    2. 13:「ボリューム(D:)」を右クリックし「ドライブ文字とパスの変更」を選択
    3. 14:「D:(ボリューム)のドライブ文字とパスの変更」画面で「変更」をクリック
    4. 15:「ドライブ文字またはパスの変更」画面でドライブ文字を割り当てる
    5. 16:「ディスクの管理」画面で「はい」をクリック
  5. FドライブをDドライブに名称変更する
  6. Gドライブを「削除」する
    1. 17:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択
    2. 18:「ボリューム(G:)」を右クリックし「ボリュームの削除」を選択
  7. Cドライブを「拡張」する
    1. 19:「ボリューム(C:)」を右クリックし「ボリュームの拡張」を選択
    2. 20:「ボリュームの拡張ウィザードの開始」画面で「次へ」をクリック
    3. 21:「ディスクの選択」画面で「次へ」をクリック
    4. 22:「ボリュームの拡張ウィザードの完了」画面で「完了」をクリック

Dドライブを分割し「未割り当て」領域をつくる

01:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択

cdrive_partition01

 

02: 「ディスクの管理」画面で「ボリューム(D:)」が「Windows(C:)」と隣り合っていることを確認

cdrive_partition02

 

これから「ボリューム(D:)」を縮小(二つに分割)するのですが、新しい領域は必ず右側に作成されます。一方、ボリュームの拡張(Cドライブとの結合)は隣合ったボリューム同士でなくてはなりません。そのためCとDが隣接している必要があります。

※「Windows(C:)」と「ボリューム(D:)」の間に「回復パーティション」が存在する場合は作業が複雑になるため、ここでは詳しい説明を省きます。

 

03:「ボリューム(D:)」を右クリックし「ボリュームの縮小」を選択

cdrive_partition03

 

04:「D:の縮小」画面で①「縮小する領域のサイズ」を指定

cdrive_partition04

 

指定する数値は②「縮小後の合計サイズ」を基準に考えます。なぜなら②が後に「Windows(C:)」と結合する領域となるからです。設定した数値がそのままCドライブの拡張分となります。
ここでは仮に100GB拡張するとします。

1GBは1024MBですから100GBは102400MB

※「1024」は2を2倍していくとたどり着く数字として覚えておくと便利です

②が102400になるように①「縮小する領域のサイズ」に数値を入力すればよいわけです。

計算式にするとこうなります。
②=③「縮小前の合計サイズ」-①
つまり
①=③-②
①=665259-102400
①=562859

Cドライブを100GB増やすには、このパソコンの場合、Dドライブを562859MB縮小すればよいことになります。

最後に②「縮小後の合計サイズ」を確認し、④「縮小」ボタンをクリックします。

 

05:「未割り当て」領域に新しいボリューム名をつける

cdrive_partition12

 

100GBの「ボリューム(D:)」が残り、その右側に「未割り当て」領域が作られました。つぎにそれぞれのボリュームの名称を変更し、「未割り当て」領域の名称を「ボリューム(D:)」とします。

 

「未割り当て」領域の名称を変更する

06:「未割り当て」領域を右クリックし「新しいシンプルボリューム」を選択

cdrive_partition14

 

07:「新しいシンプルボリュームウィザードの開始」画面で「次へ」をクリック

cdrive_partition06

 

08:「ボリュームサイズの指定」画面で「次へ」をクリック

cdrive_partition07

 

「シンプルボリュームサイズ」が設定できるようになっていますが、デフォルトのまま「次へ」をクリックします。

 

09:「ドライブ文字またはパスの割り当て」画面でドライブ文字を割り当てる

cdrive_partition08

 

「次のドライブ文字を割り当てる」の項目で「C」「D」以外の任意のアルファベットを選びます。通常は「F」でかまいません。

割り当てた文字を確認し「次へ」をクリックします。

 

10:「パーティションのフォーマット」画面で「次へ」をクリック

cdrive_partition09

 

11:「新しいシンプルボリュームウィザードの完了」画面で「完了」をクリック

cdrive_partition10

 

「未割り当て」領域の名称が「F」となりました。

cdrive_partition15

 

FドライブにDドライブの内容をコピーする

Dドライブにあるファイル、フォルダをそのままFドライブにコピーしておきます。このあとFドライブを名称変更しDドライブとして使用するためです。

 

DドライブをGドライブに名称変更する

cdrive_partition16

 

後にCドライブを拡張し隣接するボリュームと結合するため「D」をいったん任意の名称(ここでは「G」)に仮置きしておきます。「C」と「D」は結合することができないためです。

 

12:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択

cdrive_partition01

 

13:「ボリューム(D:)」を右クリックし「ドライブ文字とパスの変更」を選択

cdrive_partition17

 

14:「D:(ボリューム)のドライブ文字とパスの変更」画面で「変更」をクリック

 

cdrive_partition18

 

15:「ドライブ文字またはパスの変更」画面でドライブ文字を割り当てる

cdrive_partition19

 

ここでは「G」を割り当てます。

 

16:「ディスクの管理」画面で「はい」をクリック

cdrive_partition20

 

これでDドライブがGドライブと名称変更されました。

 

FドライブをDドライブに名称変更する

前項と同様の手順でFドライブをDドライブに名称変更します

cdrive_partition21

 

Gドライブを「削除」する

Gドライブを空き領域として、Cドライブと結合する準備をします。

cdrive_partition22

 

17:「スタート」を右クリックし「ディスクの管理」を選択

cdrive_partition01

 

18:「ボリューム(G:)」を右クリックし「ボリュームの削除」を選択

cdrive_partition23

 

Cドライブを「拡張」する

引き続き、いよいよCドライブの拡張に入ります。

19:「ボリューム(C:)」を右クリックし「ボリュームの拡張」を選択

cdrive_partition24

 

20:「ボリュームの拡張ウィザードの開始」画面で「次へ」をクリック

cdrive_partition25

 

21:「ディスクの選択」画面で「次へ」をクリック

cdrive_partition26

 

22:「ボリュームの拡張ウィザードの完了」画面で「完了」をクリック

cdrive_partition27

 

これでCドライブを拡張することができました。

なおCドライブ容量の無用な消費を防ぐため、今後はアプリケーションソフト(アプリ)や更新プログラムなどのみの保存場所とし、日常作成したドキュメントやピクチャ・ビデオ・ミュージックデータなどは余裕のあるDドライブに保存することをおススメします。

方法はこちらの記事で

WindowsのCドライブ容量節約!作業効率もアップのファイル&フォルダ管理術
パソコンのファイルやフォルダをどのように管理していますか。もしかしたらデフォルトで用意されている「ドキュメント」や「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」に保存し、Cドライブの空き容量を無駄に消費していませんか。 Windows10になり、今...

 

では快適なパソコンライフを…

 

Reference
参照:*1 デジタル生活部「Windows 10を完全バックアップするたった1つの方法」 *2 Yahoo!知恵袋「Windows10で、Cドライブのリサイズ…」dolbydtscさんによるベストアンサー     

 

コメント

  1. 藤井勇仁 より:

    パーテーションを変更してcドライブの容量をふやす」に挑んでみました。
    デスクの管理でボリュームの拡張がクリックできません。何か操作の間違いが
    あるのでしょうか

    • sunnydayfunny より:

      コメントありがとうございます。
      連休中のため確認が遅くなり申し訳ありませんでした。
      ご質問の件、現象をこちらで再現できません。
      記事のとおりであれば、拡張できるはずなのですが…
      申し訳ありませんが以上をもって回答とさせていだきます。
      お役に立てず恐縮です。

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